ウエルター級ノンタイトル12回戦 マニー・パッキャオVSファン・マヌエル・マルケスの第4
 
もうエエやろ!と誰もが思っていたであろう両者の4回目の激突は衝撃的なワンパンチKO決着となった。
 
6階級制覇チャンピオン・マニー・パッキャオ、衝撃の失神KO負け!
 
しかもそれまでの内容も非常に濃い。
 
初回からプレッシャーをかけ攻め込む勢いが強かったのはパッキャオの方だった。
 
マルケスも冷静にカウンターを狙おうとするが、小刻みに上体を揺すり頭の位置を変え、相手に狙いを定めさせない。
 
スピード感のある攻防兼備のボクシングスタイルで普段よりも格段に良い立ち上がりに見えたが、3回マルケスのオーバースイングの右フックが炸裂。
 
パッキャオまさかのダウン。
 
ダメージは深くはないものの、まさかパッキャオがダウンするとは思わなかった。
 
が、リズムを崩すことなくじわりじわりとマルケスのテクニックを封じてゆくパッキャオは、5回にダウンを奪い返すといつもの激しく突進するボクシングスタイルで追い詰めていく。
 
マルケスのKO負けが脳裏に浮かぶほど力で圧倒され始めようとしていた6回終了間際、マルケスをロープ際まで追い詰めパッキャオらしい踏込の強いワンツーを放った瞬間を、マルケスのドンピシャの右ショートカウンターが炸裂!
 
そのまま前のめりで倒れ込み失神KO負け。
 
その後もしばらく立ち上がれない状態が続いていた。
 
 
 
 
ボクシングは何が起きるのか分からないスポーツ。
 
それまで有利に試合を進めていても、たった1発のパンチで明暗が分かれてしまう。
 
 
もうエエやろ!と思っていた第4戦だが、・・・・第5戦・・・見てみたい。